大阪中学校サッカー応援隊令和版

学習やクラブ活動に、熱心に活動している大阪の中学生の姿を、保護者の皆様はもとより、 多くのサポーターの方々からの情報を得ながら、サッカー部の活動を応援しているブログです。よろしくお願いします。

2015年08月

平成27年度 第46回 全国中学校サッカー大会をふりかえる(その6)

 青森山田中の驚異的な得点力は、すでに地区大会でその実力が発揮されて
 いたが、全国大会に於いても、その力がいかんなく発揮され、連覇を達成され
 た。
  そこで、ベスト8に進出した学校の得失点の状況を分析し、近畿代表5校の、
 今後の2回戦突破(ベスト8進出)の目標を確認したい。


 ベスト8の全国大会及び地区大会での得失点の様子

  (平成27年度)
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 ① 準々決勝(3試合)まで、失点は1以下におさえること。
    (2回戦までは無失点で勝利しなければならないほど、堅守が必要である。)

 ② 準々決勝(3試合)まで、得点は4点以上あげること。
   (先制して、常にリードを保つこと。厳しい攻撃力が求められる。)

 
 (平成26年度)
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平成27年度 第46回 全国中学校サッカー大会をふりかえる(その5)


  試合のある競技は、常に勝負にこだわりたい。 「勝利は最大の特効薬である」
 という思いを持ち続けながら、
クラブ活動の指導にもかかわり、その後の長い  
  サッカ観戦にも払拭できないでいる。

 
 生きている「勝利の方程式」 (クリックすると昨年度のデーターが出ます)
 
第46回大会(北海道)
                   
1回戦(32校)、 無得点校・・・6校    (すべて負け)、
           1得点校・・・・7校     (2校勝ち、5校負け)
           2得点校・・・・9校     (4校勝ち、5校負け)
           3得点校・・・10校     (すべて勝ち)
           先制して勝利した試合(16試合中11校、勝率68.7%)
              
 
2回戦(16校)  無得点校・・・6校    (すべて負け)、
           1得点校・・・・4
校    (2校勝ち、2校負け)
           2得点校・・・・2校    (すべて勝ち)
           3得点以上・・4校    (すべて勝ち)
           先制して勝利した試合(8試合中8校
、勝率100%)
              

準々決勝(8校) 無得点校・・・2校    (すべて負け)、
           1得点校・・・・2校    (1校勝ち、1校負け)
           2得点校・・・・2校   (1校勝ち、1校負け)
           3得点以上・・2校   (すべて勝ち)
           
先制して勝利した試合(4試合中3、勝率75%)
             
 
 準決勝(4校)  無得点校・・・ 2校    (すべて負け)
           1得点校・・・・1校   (勝ち)
          
 2得点校・・・・1校   (勝ち)
            

  決勝(2校)  1得点校・・・1校    (負け)
           4得点校・・・1校    (勝ち)  
 



  これが勝利の方程式! 先制すれば8割以上が勝利に!

 
① 先に失点をしない。(先取点を狙うあまりに前がかりになり、守りがおろそか
       になることのないように、まず守りを固めてから、鋭く攻める)
   (逆転勝ちは至難の業

② 先取点を取る。(前半で取る)(当たり前のことであるが、得点を取らないと、
      ほとんど勝利はない)
 
③ 追加点を取る。(2点差をキープ、3点差なら安全圏)

④ 試合のはじめと終わりの5分間は「魔の時間帯」である。
          
 

平成27年度 第46回 全国中学校サッカー大会をふりかえる(その4)
 
 地域別勝利校数から見た地域の特性

   毎年、近畿勢の活躍を願いつつ、全国大会の結果に一喜一憂し、私学の
   強豪校の、上位を独占する強さに圧倒されている。
   
   地域的には、九州地区が毎年準々決勝でも勝利し、ベスト4にまでは確実
   に進出する安定した強さを示している。
       今年も、近畿勢も九州勢も共に、5校中3校が1回戦を勝利したが、2回戦
   で、すべて敗れた近畿勢に対し、九州勢は3校共に準々決勝に進んでいる。

   このため、他の地域の学校が、九州勢や私学の強豪校と対戦する、組み
   合わせのあや(くじ運)により、勝利校数が左右されるといっても過言では
   ない。


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 全国大会の戦績と私学の台頭

   1970年(昭45)の大阪万博の年から始まった全国大会は、第12回まで
   埼玉県の浦和市と大宮市で開催された。それ以後は、全国各地で開催さ
   れるようになった。
   1988年(昭63)の第19回までは、サッカー王国といわれ静岡に、地元
   の埼玉に、近隣の茨城県と愛知県の公立中学校が優勝を独占する時代で     
    あった。
   この流れが変化し始めたのが、1989年(平1)の東海大第一中(現東海大
   翔洋中=静岡)の、第20回大会の私立中学校による初優勝であった。
   以後、1998年(平10)の第29回までの10年間で、3連覇を2度も含めて
   7回も優勝する快挙を成し遂げる時代となった。
     その後、中高一貫校の私立中学校が台頭し、毎年上位を独占する時代と
   なった。
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平成27年度 第46回 全国中学校サッカー大会をふりかえる(その3)
 
 得点時間帯を分析する。

全31試合が行われ、総得点が122点であった。
1回戦16試合で68点(1試合平均4.25)、2回戦8試合で28点(1試合平均3.5)
準々決勝4試合で18点(1試合平均4.5)、準決勝2試合で3点(1試合平均1.5)
決勝が5点であった。
今年は青森山田中のような、驚異的な得点力を持った学校(5試合で31得点)が優勝したので、総得点も多くなった。

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 1回戦の時間帯

立ち上がり5分までに6点、残り5分とインジュリータイムとで8点と、「はじめと終わりの5分間が、魔の時間帯」といわれるように、前半の総得点29点中14点(48.2%)が、魔の時間帯に集中している。
後半も、立ち上がり5分までに3点、残り5分とインジュリータイムと延長戦10分を含む時間帯で16点もあり、後半の総得点39点中19点(48.7%)が、魔の時間帯に集中している。


 2回戦の時間帯

さすがに1回戦を勝ち抜いてきた学校の対戦だけに、立ち上がりの5分間は無得点、互いに落ち着いて慎重な試合展開となっている。それでも、前半残り5分間とインジュリータイムとで3得点となり、前半の総得点9点中の3分の1を占めている。
後半になると、様相が一変する。開始5分で5点、残り5分とインジュリータイムと
延長戦を含めて11点と、勝負をかけた激しい展開となり、後半の総得点19点中16点(84.2%)が、魔の時間帯に集中している。


 全国大会でも証明された「勝利の方程式」の鉄則

① 先制せよ!
② 失点をするな!
③ 魔の時間帯に注意!



平成27年度 第46回 全国中学校サッカー大会をふりかえる(その2)
 
 近畿勢(5校)、1回戦をふりかえる。
 
一昨年の近畿勢1回戦での屈辱の全敗から、昨年は、かろうじて西淡中1校だけが勝ち残る綱渡りの大会であった。
しかし、今年は、東大阪朝鮮、修学院、紀之川の3校が、見事に1回戦を突破(勝率6割)する活躍を見せ、近畿勢復活の大会となった。
願わくば、2回戦にも勝利し、ベスト8に進出する大会となるよう、近畿勢活躍の願いを込めて・・・公式記録からふりかえる)


  粉河(和歌山) 0-4  姿川(栃木) (前半0-2、後半0-2)

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             得点時間  (2528)(32・40)
   4(前1・後3) シュート数  18(8・10)
   1(前0・後1)   CK数     6(4・2)
 
粉河中にとっては、魔の時間帯の失点(前半残り5分間で2失点、後半開始2分で1失点)が敗因の一つであろう。(疲れが出はじめた残り5分、集中力が高まらないはじめの5分に注意を!・・・勝利の方程式の鉄則)



 ② 暁星(東京) 7-1 長野(大阪) (前半2-0、後半5-1)

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 (9・28)(46・60・61・62・63)  得点時間   (49)
          23(6・17)  シュート数   5(1・4)
             6(2・4)   CK数     6(2・4)
 
長野中も終了直前と、インジュリータイムで連続失点を重ねている。スタミナを消耗したのか、気力がなえたのか?初出場校に対して、全国大会の優勝経験校が、厳しい勝負の洗礼を浴びせたのか?



③ 枝幸(北海道) 1- 東大阪朝鮮(大阪) (前半1-3、後半0-0)

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              (23)  得点時間   (3・10・30
            1(1・0)  シュート数   12(7・5)
            1(0・1)   CK数       4(2・2)

東大阪朝鮮中が、立ち上がり3分で先制する。勝利の方程式の鉄則通りに優位に立ち、途中に2対1と追い上げられたが、前半終了直前にオウンゴールではあるが相手を突き放す効果的な得点をあげて前半を終了した。
後半追加点があげられなかったが、相手のシュートを前半の1本におさえて快勝した



 修学院(京都) -0 子持(群馬)   (前半1-0、後半0-0)

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              (22)   得点時間  
            10(4・6)  シュート数   4(2・2)
            1(0・1)   CK数       2(1・1)

修学院中が、前半にあげた1点を守り、後半の相手のシュート2本も、守備陣のシュートであり、FW陣にシュートを打たせない堅実な試合運びで勝利する。
一昨年の大会で、シュート数ゼロという屈辱的な敗戦から、見事にリベンジをはたし
た勝利であった。



⑤ 鳴門第二(徳島) 1- 紀之川(和歌山)  (前半0-1、後半1-1)

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           (42=PK)  得点時間    (22)(48)
            7(3・4)  シュート数    9(3・6)
            6(4・2)   CK数      3(1・2)

紀之川中は、前半に先制したが、後半PKをとられて1-1の同点に追いつかれた。しかし、その6分後に追加点をあげ逃げきった。
前半にあげた先制点が、精神的に優位に立たせ、追加点をあげることにつながったのであろう。


 勝利した3校は、いずれも前半に先制点をあげている。

 勝利した3校は、いずれもリードして後半を迎えている。



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